曇天の空。
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連日続いた雨も今日はなく、曇天ではあったけれども。
親父の命日だった。
お墓参りをして、教会に行った。

お親父は膵臓癌で1年にも渡る闘病生活の病床でクリスチャンの洗礼を受けた。
昔から映画が大好きな人だった。
昏睡状態にあっても病院のベッドの上でかける映画の音楽を口ずさんでいた。
中でも「第三の男」は大好きだったみたいだ。
西部劇、戦争、ミュージカル、動物、いろんな映画をよく観に行った。
今考えると、ほとんどの想い出は映画鑑賞かもしれない。

待つのがダメな人で、昔「ワイアットアープ」という映画を観に行ったんだけれども、すごく混んでいて並ぶのが嫌で、隣の「ライオンキング」を観た事がある(笑)
親子揃って、動物が大好きだったからそれも良かったけど。
でも親父は劇中寝てたけど!

一緒に並んで歩かない人だった。
家族なのに並んでは歩かない。
その頃は僕の格好が原因だったかもしれなかったけど、ハハ。

親父はサラリーマンで40年、某会社に勤務していた。
僕はそういうのが嫌だったし、昔からバンドだ何だと生活に刺激を求めた。

散々やりたい事をしてきた。

永かった闘病生活中、病室でよく話をするようになった。
その時、初めてちゃんと話が出来た気がする。

「俺は自分の人生に一片の後悔もない、最高の人生だった。
楽しかったし、人を騙したり卑怯な事をした事もないし、やりたい事もほとんどやった。
俺とは全く正反対の人生かもしれないが、オマエにしか見えない景色もあっただろう。
そういう生き方もあるんだなって思ったよ。オマエの友達を見て安心した。」

すごく嬉しかったなぁ。
何度も見舞いに来てくれた僕の友達を見てそう言ってくれた事がある。
自分の事を言われるよりも嬉しかった。
僕の友達は、散発セットを持参してくれたり、物を食べれないからパジャマを買ってきてくれたり、毎日花を持ってきてくれたり、僕が行けなくても東京から来てくれてたり。
本当にありがたく、僕は幸せ者だと思った。
葬式では俺より泣いてくれてたなぁ、みんな。

親父の言っていた、僕にしか見えない景色。
何色なんだろう?
そして今、僕は僕達親子の趣味でもあった映画に出る仕事をしている。
親父に観てもらいたかったなぁ。
観せてやりたかった。
サンダンス連れて行きたかった。

今はもう見慣れた実家にも、新しい景色がある。
あなたはお爺ちゃんになったんですよ。
姉貴に子どもが生まれました。
母はとても強くなりました。
僕は更にクマが増えました。

あれから1年が過ぎて今日、空は曇天でも爽やかな気持ちでここにいます。
僕は必ず自分のやり方で、この世界で生きていこうと決めました。
ありがとうございます。

つまり今日は決意出来たんです、いろいろと!!

とりあえず、今日から日本シリーズ。
今度こそは絶対阪神優勝するから安心してくれ!!
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by junkichi-no9 | 2005-10-22 19:34 | プライベート
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