僕は以前、バンドをやっていてプロを目指していた事がある。
当時はその道しか見えなかったし、タトゥー(洋式刺青)を入れようと思っていた。
本当は両方の二の腕に有刺鉄線の墨を入れたかった。
でも入れたとしても、きっと左腕に2本にしたと思う。
結果的にちゃんとしたところで入れたくて、お金もなくてやらなかったんだけど。
今は役者になって、それで良かったと思ってる。
で、何で左腕だけなのか。
それは昔の僕の考えで、右半身は生まれたままの姿でいようって。
だからピアスも最近はしていないけど、左に3っつ。
いや、もう一つは塞がっているかな。
時計やブレスも左腕。
右はリストバンドくらいだったかな。
金属製ではない物を付けてた。
親からしてみれば、そんな自分のこどもの体を切り売り考えられないと思うけれど、なんか昔から右半身には何にもしたくなかった。
右半身は親の物、左半身は自分の物、くらいに思っていたから。
今考えればワケの分からない理屈だなぁって、笑っちゃう。
でもそういう若い時分の決め事って、なかなか染み込んでいるもので。
今でもあまり右半身に何かしようとは思わない。
じゃあ髪の毛はどうなんだって思うよね。
やってないカラーはないんじゃないかって思うくらい、よく変えてたけれど・・・
・・・全部染めてたよ。
そりゃあ、そう・・・だよねぇ。