今日はある監督さんとお話しました。
コレってオーディションなの???
と、思いつつも普通に談話。
いろんな人間がいるけれど、この監督は暗いタッチの痛い画を撮る。
どんな方なんだろうと会ってみると、なんと堂々としたあり方、そして柔らかい目。
不思議だなって思う。
作品と作り手のイメージがかけ離れていて。
ご縁があれば、秋にはご一緒できそうです。
写真は新宿。
監督と別れた後に一人でその辺りを歩く。
タバコをくゆらせながら、当てもなくただプラプラと。
この街は大き過ぎて、ボーッとしていると道を外してしまう。
下を向いて涙をこらえるよりも、上を向いて涙を流す方がいい気がする。
どんなに今に迷っても、どんなに明日が怖くとも。
明けない夜はなく、必ず明日はやってくる。
この街で僕は強く生きているか?
そこにきちんと立っているのか?
虚しさに打ち抜かれた時、心の空洞に吹き抜けた風が染みた。
コンクリートの壁と壁の隙間から、でっかい空が見える。
「ああ、飛び出してえ。」
篭の中の鳥はまだ僕の中に。