WORST 24巻、また更に熱い!
台詞がシビレるんだよな~。
「お前なー、株ってーのは上げるんじゃなくて上がるもんだろ」
「お前は今まで腕っ節にモノ言わせて好き放題やってきたんだろ?人の物を盗み、ムカつくヤツを殴り・・・」
「盗まれた方…殴られた方の気持ちなんて考えたことがねーだろう・・・」
「それじゃダメだ」
「人の気持ちが分からねー、分かろうとしねー、そういう奴をホントのバカッタレっていうんだ」
「ケンカが強い・・・確かにオレらのような奴らにとっては大事なポイントだが・・・」
「普通はへ~だから何?って話だぜ」
「それだけじゃー男としての株なんて一生あがらねー」
コレ、以上の台詞を喋ってるの高校生だよ!?
・・・そんな事はさておき、僕が関心するのはこの台詞を喋るキャラクターの方。
これを言うキャラクターって微妙なポジションだよね。
一番のキャラクターはこういう事、分かってても言わないじゃない。
しかも後輩に諭すような面倒見の良さと熱さ、それでいて少しクールな雰囲気がいい。
正にソレなんだよね、この台詞を言う男。
上には忠実でいて行動にムラと無駄が少なく、時と場合によってはオシャベリにもなるという側面の肉付けがリアルだ。
ただ見た目年齢は3,40代(笑)
この作者・高橋ヒロシ氏の物凄いところは、あれだけいるキャラクター上のメインキャラクターに関してはとんでもない掘り下げが成されているところ。
これだけの力を脚本に求めるのは・・・難しいんだろうなぁ。
もしもリライターという職業が確立されたなら、きっともっと映画は変わるのかもしれない。
高橋ヒロシ氏は天才である。