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福井 晴敏
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福井 晴敏_e0000847_010341.jpg福井 晴敏_e0000847_01048100.jpg福井 晴敏_e0000847_0112348.jpg
僕は戦争に行きたいとずっと思っていた。
平和な世の中で愛だの恋だの友情などと言ってること自体、きっと照れくさかったんだと思う。
口だけではない、本当の想いは死線の中で、本当の自己の感情がむき出しになることでだけ真実になりえると思っていた。
自分の生涯に使命が欲しかった。
自分は今はここにいて、この場所で生きているという実感が欲しかった。
今のこの国の中で日本という言葉に対する国民の意識は少ないと思っていたから。
お国の為にこの命を。きっとすごく美学として自分の中で考えていたんだと思う。
少しずつ大人になり、少しずつ世の中の事が、少しずつ見えてきている。
だからこそ、今も同じコメントを言える自信はない。
ただその凄惨な歴史を知っていくことで、何も知らなかった頃よりも少しは判ると言える気がする。
  
福井さんの本は僕は最高に好きだ。
男に生まれた人には読んで欲しいと思う。きっと女の人よりも深く分かると思うから。
これは男の特権ですね。
「川の深さは」「Towelve Y.O.」「亡国のイージス」と続けて読めるのも魅力でした。
内容にはあえて触れませんが、是非オススメです。
  
僕は今ここにいると実感できています。
今よりもっと歳をとっても、今と同じことが言えるでしょうか?
そんなオヤジになれたらいいな、そう思います。
自分の未来が楽しみです。
by junkichi-no9 | 2005-06-13 00:19 |
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